知ってる?猫の恋愛事情
猫には恋愛の時期がある

発情期(繁殖期)と呼ばれる「春先~夏頃」のあたたかい時期は、猫たちがアピールする時期。
春先の2~4月、夏の6~8月の年に2回、恋愛をする時期があります。
メス猫が誘惑し、オス猫が「選んでくれ!」とお互い恋愛アピールをし出すんです。

オス同士は恋のライバルが多いとケンカし出すにゃ。とはいえ、強いからと言ってメスに選ばれる訳ではないにゃ。猫は気まぐれなんだにゃ~
同姓では恋愛をするの?
メスに振られたり、オス同士でケンカした時など、ストレスが溜まっているオス猫は自分より弱いオス猫に対して交尾行動を行うことがあるそうです。
一時的なストレス発散の行動なので、「恋愛」とは結び付かないようです。
人や犬はどう見えている?

猫は、人や犬のことを「自分たちと違う種類」であることを判別しているようで、恋愛感情の行動は起こしません。部屋にマーキング行為はしますが、縄張りの主張であることが多いです。
動物は基本「子孫を残す本能」があるものですが、どちらかといえば「仲間」だと思っているのかも?

犬も猫も、人と仲良く暮らしてくれるのってなんだか嬉しいよにゃ~
妊娠から出産まで
妊娠率は100%

めでたくカップルが成立すると、交尾行動によりメス猫が妊娠。
猫は繁殖能力が強い生き物で、ほぼ100%の確率で妊娠すると言われています。
妊娠期間は約2か月(58~70日)なので、1年で出産も2回以上できるんです!

ちなみにほとんどのオス猫はそれっきりで、育児まで参加しないにゃ…
猫の恋愛は一瞬で「さっぱり」なんだにゃ
出産前はデリケート
メス猫は子猫を守ろうとする本能から、出産が近くなると威嚇行動や攻撃的な行動が多くなります。
うるさい場所や、落ち着かない場所も嫌がるので、落ち着いた環境で出産できるように、暗くて狭い場所探しもするといいます。
猫は沢山産まれます

猫は一度の出産で、約2~6匹の子猫を産みます。
もし室内猫であれば、一気に7匹以上の猫を飼うのは大変。
多頭飼育崩壊の防止の為にも、譲渡の手配や避妊手術をしておくのが重要です。

猫を大事に思うなら、避妊手術をしようにゃ
猫の育児
子猫は生後4週間頃までミルクを飲む

猫は生後1週間~10日ほどで徐々に目が開き、2週間目には目が開いて見えるようになるので、2~3週目にはあちこち歩いたりするようになります。
生後4週間~経つぐらいで歯が生え始めてきます。
このあたりで母猫のミルクから離れ、離乳食に変わる時期になります。
メス猫の母性

メス猫は母性が強く、よその子猫がいればその猫も育てるほど面倒見が良いです。
メス猫は人間の小さい子供でも、一緒にくっついて面倒を見ていることがありますよ。

人間の子供と大人の区別がわかってるみたいにゃ。やさしいにゃ~
一方その頃オス猫は?
オス猫には「自分の子供」という感覚はなく、子育てをするオス猫はほとんどいません。
ですが、ごく稀に、メス猫と一緒に子育てをするオス猫もいるんです。
メス猫もたまに育児放棄をしてしまう個体もいるので、性格によって様々なんです。

ママのメス猫を毛づくろいしつつ、子供を育児する一途なオス猫もたまにいるんだにゃ!猫も人間もさまざまにゃ。
まとめ
あまり見かけることのない猫同士の恋愛事情。年に2回出産するその繁殖力の強さから、日本では保護猫、地域猫などの活動がされるようになってきました。
野良生活は、のびのびできるようで常に警戒しなければならない厳しい世界。少しでも不幸な猫が減るよう、幸せな猫が増えていくといいですね。

たしかに、昔より野良猫の集団を見なくなった気がするにゃ。
みんなぬくぬくとおうちにいるんだにゃ~♪
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