猫初心者は勘違いしがち

猫がしっぽをブンブンさせているけど…
喜んでくれてるのかな?

それはたぶん、「怒ってる」にゃ…
犬と猫の尻尾の感情は違うんだにゃ!
しっぽの役割

- バランスをとって歩くため
- 保湿の役目があるため
- コミュニケーションをとるため
猫が高い所でも落ちずにスイスイと歩けるのは、尻尾でうまくバランスをとっているから。
また、尻尾には保湿の役割もあり、体と尻尾を丸めて眠るのはあたたかくできるからなんです!
子猫の時は「別の生き物」に見えてる?
子猫の時は、「自分の尻尾を追いかけて捕まえようとする」瞬間があります。
幼いがゆえに「遊び道具に見えている」ようで、好奇心でじゃれているんです。

尻尾に気付いてじゃれる瞬間は、いつ見てもかわいいにゃ
しっぽでわかる!猫の感情
しっぽを垂直にピンと立てる
ピーンと垂直に立った尻尾は「嬉しい、甘えたい状態」です!ごはんや遊びなど、飼い主さんに構ってほしいときに見られる尻尾なので、たくさん構ってあげましょう。
ブワッと毛を逆立て太くなっている

お尻をあげて何倍も尻尾が太くなったときは、「驚いて威嚇している状態」。猫同士は喧嘩の時、尻尾を大きく見せて負けないアピールをすることがあります。

びっくりしている状態なので、手を出さないようににゃ
足の間にはさむ
尻尾を足の間に挟むときは、「不安・怖がっている状態」。動物病院に来た時など、パニックになった時もこの尻尾であることが多いです。安心できるよう、声掛けをしてあげましょう。
激しくバタバタさせる
尻尾を激しく振ったり、地面に打ち付けている場合は「イライラ・不機嫌状態」であることが多いです。構うと攻撃をされる可能性もあるので、そっとしておきましょう。

犬だと「喜び」のイメージがありますが、猫の尻尾が激しく動くときはだいたい「不機嫌」。ちょっかい出さない方がいいにゃ…
ゆっくり揺らしている

尻尾がゆっくり揺れているときは、あまり何も考えていない「リラックス状態」であることが多いです。まったりしているようであれば、触っても大丈夫モードです。
飼い主の足に尻尾を絡ませてくるときは?

帰宅したりすると、猫が足にしっぽを絡ませて鳴いてくることがありませんか?
これは猫同士における「あいさつ」のコミュニケーションで、飼い主さんにも挨拶をしているようすです。何かしてもらいたいことがあるのかもしれないので、様子を見て構ってあげてください。

飼い主、おなかすいたにゃ~はやくしてにゃ~
こんなしっぽは「レア」
猫の尻尾の平均的な長さは約25~30cm。
ですが、中にはこんな尻尾も?
短いしっぽ

短いしっぽは生まれつきの遺伝的な尻尾で、アジアを中心に生息しているため、日本では見かけることもしばしば。

昔の日本は長いしっぽ=「猫又(妖怪)」のイメージがあり、短いしっぽの猫が人気があったので、短いしっぽの猫を繁殖させた…と言われているにゃ。
「短いしっぽだと、バランスがとれるの?」と思うかもしれませんが、その分後ろ足の筋肉が発達しており、ふんばりをきかせることができます。
かぎしっぽ

かぎしっぽとは、先端が折れ曲がった形の尻尾のこと。遺伝的なもので、身体的な問題はありません。
レアなかぎしっぽですが、なんと長崎県では70%以上の猫が「かぎしっぽ」とのこと!
長崎で猫を見かけたら、しっぽに注目してみて下さいね。

江戸時代鎖国中、長崎の出島にかぎしっぽを持つ猫(ネズミ対策用の猫)が入ってきて、長崎で繁殖していったのではないか…と言われているにゃ
まとめ
尻尾だけでもわかるくらい、猫はとても感情豊かな動物。飼い主さんもぜひ猫ちゃんの気持ちを読み取って、うまくコミュニケーションをとって信頼を深めてくださいね。

ちなみに神経がいっぱい集まってるからしっぽは触らないで、にゃ!
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