火付け役はあの「看板猫」?

昔は犬を飼ってる家庭が多かったけど、最近は猫が多いような…
いつから猫ブームになったんだ?

日本の猫ブームは、「2010年代から」といわれてるにゃ
日本で長く愛されている猫ですが、昔は犬を飼う家庭も多くみられました。
ですが、いつからか「猫ブーム」となり日本では猫を飼育する家庭が多くみられるように。実際のところ、いつから猫派の人が増えたのでしょうか?
火付け役は「たま駅長」

平成の猫ブームの火付け役といわれているのが、和歌山電鐵貴志駅の「たま駅長」。
貴志駅の売店で飼われているうちに「招き猫」「アイドル」的な存在となり、メディアにも多く取り上げられたことでその経済効果は年間11億円にものぼりました。
またその登場から空前の猫ブームとなり、2012年頃から飼い猫の数が急激に増加。飼い犬の頭数を抜く勢いから「ネコノミクス」という造語も生まれました。

たま駅長のネコ経済効果はそんなにすごかったんだにゃ~
2014年から犬と猫の飼育数が逆転した

一般社団法人ペットフード協会『全国犬猫飼育実態調査』によると、犬と猫の飼育数が逆転したのは2014年から。「平成の猫ブーム」とも同時期で、ブームの影響も見られます。
犬の飼育頭数 | 猫の飼育頭数 | |
---|---|---|
2013年 | 8,714千頭 | 8,409千頭 |
2014年 | 8,200千頭 | 8,425千頭 |
なお、近年2024年の一般社団法人ペットフード協会『全国犬猫飼育実態調査』によると、犬の総飼育頭数は約6,796千頭、猫の総飼育頭数は9,155千頭となり、猫は増加、犬は減少が進んでいるようです。
なぜ猫を飼う人が増えたのか?
「猫ブーム」はありますが、年々増えていく猫の飼育頭数。なぜ人は猫を選ぶのでしょうか?
高齢者や単身が増えたため

猫は「室内飼い」が基本のため、高齢者や単身世帯にとっても飼いやすい動物です。また共働き世帯も増えているなか、猫は留守番ができるので問題ありません。散歩の必要性もなく、犬を飼うには体力面も必要になります。共に暮らしやすいのが魅力的になったのでしょう。
集合住宅でも飼いやすい

猫は鳴き声や足音が犬に比べると比較的静かです。現代ではマンションやアパートが増加し、騒音に気を付けなければならない中、猫は静かなので飼いやすいというメリットがあります。
飼育費用が犬と比べて安い
犬は猫と比べて飼育費用が約2倍以上かかるというデータがあります。トリミング費用や、動物病院を受診する回数も多く、経済的負担がかかりますが、猫はその半分以下の費用です。

今は「保護猫」も多いので、お迎えの費用もかかりにくいにゃ。
SNS普及による影響

平成から令和にかけて「SNS」も成長していき、今やTikTok、X、Instagramなどで猫の写真や動画が溢れています。テレビでも有名人の猫の紹介がされたりと、猫の人気はとどまることを知りません!

SNSではいろんな猫ちゃんのチャレンジ動画もあるから楽しいにゃ
まとめ
現代の「猫ブーム」には現代の日本のライフスタイルの変化が大きく関わっていることがわかりました。またSNSの普及によって、魅力的な猫がたくさんいるのも人気が絶えない理由でしょう。
日本での「猫」は、江戸時代などから古くから愛されている動物です。これからもずっと日本に福を招き入れてほしいですね!

忙しくてもかまってほしいにゃ~!
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