愛猫と車でお引っ越ししよう
事前準備
かかりつけの病院で相談
まずは引っ越す前に、かかりつけの病院で車に乗せて引っ越しすることを相談しましょう。猫の中には「車酔い」する子もおり、酔い止めを処方してもらえることがあります。
キャリーケージに慣れさせておく

引っ越し当日までに、キャリーケージを近くに置いて慣れさせておきましょう(入ってくつろぐと良いです)。突然ケージに入れると「病院」だと思い大暴れする猫ちゃんは多くいます。
使ってる猫グッズはしまわない・捨てない
断捨離の一つとして捨てたくなりますが、猫にとって「においがついているもの=安心」となり、引っ越し時に猫ちゃんが不安にならずに済むことがあります。できればケージ内に入れたり、飼い主さんが持ち歩いたりするのがおすすめです。
必要な持ち物

- キャリーケージ
- 首輪・迷子札
- リード・ハーネス(必要に応じて)
- 猫が好きなおもちゃ・布など
- ペットシーツ
- ゴミ袋
- ティッシュ
- ビニール手袋
- ごはん・水・おやつ

緊張からあまり飲み食べしないこともあるけど、休憩時に与えてみてにゃ
注意点

病院だと勘違いする
車で通院していた場合、車に乗せると猫が「病院に連れていかれる」と思い込む可能性が高いです。そのため、乗ってしばらくは鳴き続けたり緊張や不安になっている様子が見られるでしょう。
車内をチェックしよう
車内でニオイの強い芳香剤を置いていたり、極度に大きいBGMは猫のストレスになるため避けましょう。また、エアコンの強い風が当たらないよう適切な温度にしてください。
基本はケージの中
車内で放しておくと、逃走やトイレなどあらゆるトラブルになりかねません。ケージの中に大好きなおもちゃやおやつ、匂いのついた布や猫砂を用意しておくと少しでも安心できますよ。

窓やドアを開けて逃げてしまう可能性もあるため、かわいそうだけど基本ケージの中で安全を優先してほしいにゃ。
引っ越し当日

- ①車内の見える位置にキャリーを置く
飼い主さんが運転席なら助手席に置いたり、家族がいれば家族の横に置いたりと猫に「信頼できる人が近くにいる」安心感を与えましょう。
- ②安全運転を心がける
何もない車内でも猫は緊張しています。急ブレーキなど猫がびっくりするようなことがないよう、安全運転を心がけましょう。
- ③休憩をこまめにとる
1~2時間に1回ほど、休憩をし猫の様子を見ましょう。また、熱中症のリスクが高いため車内で猫を放置するのはやめましょう。
家に着いたら
猫が安心できる環境を作ろう

猫は「環境の変化」が苦手な生き物です。慣れない匂い、知らない家具などがあると、ストレスを感じてしまいます。家具はなるべく前の家で使っていたものを持ってきて、配置もあまり変えない方がおすすめです。
猫のベッドやトイレなど、使っていたものを広げて猫が安心できるエリアを作りましょう。

とはいえ、ソファーなどを買い替えたい時もあるよにゃ。難しい時は、「猫ちゃんのもの」だけ買い替えずそのまま持ってくるのがおすすめにゃ
具合が悪くないかチェック
- 丸一日ごはんを食べない
- 丸一日トイレをしない
- ぐったりとしている
お家についても体調が悪そうだったり、全然ごはんを食べない場合は動物病院へ連れていきましょう。猫は環境の変化に慣れるまで、約1~2週間かかるため、飼い主さんがよく観察してあげることが重要です。
まとめ
猫ちゃんと引っ越しする方法の中で、車での移動は最もおすすめです。新幹線や飛行機とは違い、飼い主さんが常に近くにおり、会話、観察、お世話をすることもできて猫にとって安心です。
もし車に慣れていて、怖がりにくい猫ちゃんであれば、ストレスなくちょっとしたドライブを満喫できるかも。近所のドライブで少しずつ慣れさせていくのもおすすめですよ。

小さいころから慣れていたら、ドライブ旅が好きな猫ちゃんになるかもにゃ
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