かわいい愛猫とキスしちゃダメ？

猫の口は危険！？

スキンシップとして猫とチューしたい！という飼い主さん、ちょっと待ってください。

猫の口には、人間でも感染する「パスツレラ菌」という細菌が常在しています。

ほとんど90～100％の猫の口にいる菌で、猫には無害ですが人間は傷口から感染することがあります。もちろんキスしたからといって絶対にうつる、とは限りませんが要注意です。

人間にうつる病気3選

パスツレラ症

ほとんど猫が口内に持っている「パスツレラ菌」に感染すると引き起こされる病気です。

空気感染はしませんが、「猫とキス」「舐められる」「引っかかれた」「噛まれた」といった猫との接触によって感染し、以下のような症状の恐れがあります。

トキソプラズマ症

「トキソプラズマ」という寄生虫が猫に感染し、人と接触すると引き起こされる病気です。

トキソプラズマ菌は感染した猫の排泄した糞便の中に卵のようなものが含まれます。その糞便がついた部分を毛づくろいした口に飼い主がキスをすると、二次感染を引き起こしてしまいます。

人も猫も多くは抗体があるため無症状であることが多いです。野良猫は多くの猫がこのトキソプラズマに感染しているため、放し飼いであれば注意が必要です。

コリネバクテリウム・ウルセランス症

「コリネバクテリウム・ウルセランス菌」という細菌が猫に感染し、感染した猫は猫風邪のような症状(鼻水・くしゃみなど)が出ます。くしゃみの飛沫感染により、人も感染することがあります。

他にもうつる可能性がある病気

上記の病気は、感染した猫が人間に接触すると人間も感染する恐れがあります。

まとめ

意外と知られていない、猫の常在菌「パスツレラ菌」。

「どうしてもかわいい愛猫とスキンシップしたい！」という飼い主さんは口同士は避けて、ほっぺなど違う部分でスキンシップしてみてくださいね。