在宅勤務でストーカー猫が増加!

トイレに行ってる時も、猫がドアの外で鳴いてるなぁ…
私と離れるのが嫌なのかなぁ?

「飼い主がいないと不安!」というのが強い猫は
「分離不安症」かもしれないにゃ。
猫の「分離不安症」とは

分離不安症とは、飼い主や家族など「愛情を感じてる人」に強く依存している猫が、物理的にその人と離れてしまうことで生じるストレス反応のことです。
以下のような状態に当てはまれば、「分離不安症」かも?
- 飼い主と少し離れるだけで過剰に鳴き始める
- 飼い主がいない間、家具などの破壊行動をする
- トイレ以外の場所で排泄してしまう
- 食欲不振、嘔吐
- 皮膚炎になるほどの過剰なグルーミング

「飼い主が帰ってきたことに過剰に喜ぶ」場合も、症状の一つにゃ
なりやすい原因
在宅勤務の増加

コロナ禍からの在宅勤務の増加により、飼い主といる時間が長くなり「分離不安症」になるペットが増加しています。
特に性格的に甘えん坊・臆病である猫は、「飼い主がいない」ことに寂しさを強く感じてしまうようです。

飼い主、いつもいるのにいないにゃ!
引っ越し(環境の変化)

引っ越しをしたことで住んでいた環境が変わり、飼い主が不在になると
猫は「慣れない場所にひとりきり」になってしまい、不安でいっぱいになってしまいます。
飼い主が単身、猫も一匹

1人暮らしの飼い主と、一匹の猫で暮らしている場合、「猫の依存性」が強くなりやすいです。
ほかに構ってくれる家族、または猫が数匹いる場合は、自然と依存性が薄れていきます。

ほかにも遊んでくれるやつがいるから許すにゃ♪
対策
出かけるときにアピールしない

出かける前に、「いってくるよ」などの猫への声掛けは基本しないようにしましょう。
分離不安症の猫にとっては「外出を察してストレスになる」ため、何も言わずに出ましょう。

あえて「病院行くよ」と言ったりするようなものにゃ。
そっ…と外出するのが良いにゃ
猫にとって留守でも快適な環境を作る

あらためて猫が住んでいる環境を見直してみましょう。
ケージにいる生活だったり、テリトリーが少ないと猫にストレスがかかってしまいます。
対策
- 猫用ベッドを複数置いてあげる
- キャットタワーの設置
- 自動おもちゃなど、一人で遊べる環境
人間も、何もない環境で留守をするのはつらいですよね。
猫も留守番の間に、楽しめるような環境を作ってあげましょう!
決まった時間に遊んであげる

出かける前など、決まった時間に猫と遊んであげるのもストレス発散になります。
飼い主が常に家にいて、猫の「遊びたい」に付き合ってあげてしまうと、
「いつでも遊んでくれる!」と猫が思ってしまい、飼い主への依存性も強まります。
猫をもう一匹飼うのは?


じゃあ、猫をもう一匹飼えば寂しくないかな?

逆にストレスを与えてしまう可能性もあるにゃ!
猫をもう一匹飼うのは、猫の性格や相性次第なので決して良いとは言えません。
甘えん坊ゆえ嫉妬心が強かったり、猫があまり好きではない猫も…。
他の猫が構われてる姿を見て、更にストレスになる可能性があります。

飼いたい場合は、先住猫との相性を確かめられる
「トライアル制度」がおすすめにゃ!
まとめ
「分離不安症」は猫に限らず、犬や人間の子供でも起こる症状です。
いきなり長時間の留守番だとストレスを与えてしまうので、近くのコンビニで10分、スーパーで30分…など、少しずつ留守番の練習をしていけば自然と猫も慣れていきますよ。

根気強く練習していこうにゃ!
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