カリカリと缶詰、みんなどっちにしてる?
キャットフードは今や多種多様の時代。
愛猫ちゃんの好みはドライフード派(カリカリ)、ウェットフード派(缶詰、レトルトパウチ)、どちらですか?
実はどちらにもメリットとデメリットがあり、上手く使い分けるともっと健康的で良い食生活になること間違いなしなんです!
ドライフードのメリット
①傷みにくく長期保存しやすい!
お皿に出しておいても傷みにくく、自動給餌器でも使える保存に強いドライフード。
飼い主さんによっては、決まった時間に決まった量をあげられるとは限らない…。
手軽に扱えるフードは忙しい飼い主さんの味方ですよね。
まさにお留守番猫ちゃんの味方にゃ!
②「総合栄養食」が多く健康面にも強い
ウェットに比べると、栄養バランスの整った「総合栄養食」のフードが多く、水と与えればバランスの整った食生活になるのも魅力的です。
ドライフードは粒が固めなので、歯磨き効果があり口内環境も良くなります。歯や顎も鍛えられるので、猫ちゃんも若いうちから健康面に気を付けていきましょう!
総合栄養食と一般食の違いはこちら
③価格がお求めやすい
その保存性やコストから、ウェットフードよりドライフードの方が価格が安い印象です。
保存も効いてお求めやすいなんて…ありがたいにゃ~!
デメリットは?
①水分補給ができない
ドライフードの水分量は10%以下。ウェットは75%以上のため、極端な差があります。
水をあまり飲まない猫ちゃんだと一日の水分量が足りず、腎臓系の病気に繋がることも…。
水分補給のコツはこちら
②肥満注意!ウェットに比べカロリーが高い
必要な栄養が粒に多く詰まっているため、エネルギー量(カロリー)がウェットフードよりも高いのが特徴です。
そのため食欲旺盛の猫ちゃんは肥満に注意!
おいしくてついつい食べ過ぎてしまって…
③歯や消化器の弱いシニア猫には不向き
粒が固めのため、歯や消化器が弱ったりしているシニア猫には不向きです。
年齢によっては添加物が多いものもあるので、ドライをあげる際は猫の健康状態や、パッケージに「シニア猫」「7歳から」などのワードが書いてあるかチェックしてみてくださいね。
お医者さんとフードについて相談してみてにゃ!
ウェットフードのメリット
①水分補給になる
ウェットフードの水分含有量は75%以上!
食べながらある程度水分補給ができるので、あまり水を飲まない猫ちゃんにおすすめです。
水分摂取量を増やすと腎臓系や泌尿器系の病気を予防できるにゃ~!
②高タンパクで低炭水化物。ダイエットにも
水分量が多いため満腹感が得られやすいのが特徴。更に栄養素もドライに比べて「高たんぱく」「低炭水化物」で構成されたものが多いため、まさにダイエット向き。
食欲がある猫ちゃんには、ウェットも与えると肥満防止になりますよ。
③弱った時でも与えやすい
形状や匂いが強く、猫ちゃんの興味が惹きやすいのはウェットフード。
食欲不振や、歯の弱ったシニア猫ちゃんでも食べやすく、食いつきが変わることがあるんです。
デメリットは?
①「総合栄養食」が少なめ
缶詰やレトルトパウチのウェットフードは多くありますが、意外と「総合栄養食」と書かれているのはドライに比べて少なめの印象です。
栄養バランスを考えてドライもウェットも併用するのが望ましいです◎
②日持ちしない(出しっぱなしNG)
水分量の多さからまさに「生もの」なウェットフード。
これを室内で置きっぱなしにすると、傷んでしまい危険です!冷蔵庫で保存は可能ですが、風味が落ちてしまうので猫ちゃんが食べないことも…。
猫ちゃんに合わせて食べきりサイズやレトルトを探すといいにゃ!
③歯垢や歯石ができやすい
ウェットフードは水分量から、歯垢が溜まりやすく放置してしまうと歯石になります。
歯石が蓄積すると口臭や歯周病などの口内環境が悪化してしまうんです…!
歯みがきなどを怠らないように、愛猫の歯は要チェックしてくださいね。
おすすめはミックスフィーディング
ドライフードとウェットフードの両方を与えて水分や栄養素をカバーしましょう!
食事は少しバリエーションがある方が猫の偏食も改善するので是非取り組みましょう。
例えば忙しい飼い主さんの場合なら…
- 朝朝ごはんは栄養を付けて
忙しい朝は準備が大変!猫の朝ごはんはドライフードで栄養補給。
ドライならお皿に出しっぱなしでも安心です◎
- 昼自動給餌器でドライフード
お昼は決まった時間に出てくるドライフードでエネルギー補給。
飼い主さん不在でもエネルギー補給はドライにお任せ!
- 夜晩ごはんはウェットフード
帰宅してすこし時間に余裕のある夜は、ウェットフードを与えて水分補給をさせましょう。目が届くので食べ残しても大丈夫。
食べ終わった後は歯みがきチェックもすると更に安心です◎
結論:いろいろ食べて慣れさせてみて
若いうちから様々な食感や味のドライフード、ウェットフードを猫ちゃんに食べさせてください。
個体差もありますが、様々な食事を与えられて育った子猫は、大人になってからも食べ物にうるさくなくなることが少なくなるので、是非ミックスフィーディングに取り組んでみてください。
猫ちゃんは好みにうるさい生き物…だけど、1種類しか食べないと弱った時に大変かも。色んな味に慣れさせておくといいにゃ!
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