肉球も色はさまざま
肉球の役割

猫の肉球は、人間にとって魅力的で「かわいい」部分ですよね。
ですが、猫にとっては外で生きていく上で大切な役割がたくさんある部分なんです!
- 足音を消す
- すべり止めになる
- 衝撃を吸収するクッション
- 物を掴める(木登りなど)
獲物に気付かれなかったり、軽快に走ってもうまく止まれるのは「肉球」があるおかげ。
猫がスイスイと木に登れるのも、肉球と爪があるおかげなんです。

肉球はただのかわいい飾りじゃないんだにゃ
肉球の色と性格
肉球の色は、猫の毛色を決める遺伝子と同様です。
大まかに分けて4種類の色があり、色から猫の性格がわかることも!
ピンク

ピンクの肉球は、メラニン色素が薄く毛色が薄い猫ちゃんに多い色。そのため白混じりが多い猫は、ピンクの肉球である確率が高いです。
- 白猫
- ハチワレ(白黒)
- キジシロ
- 茶トラ
- 三毛猫
白い毛は自然界では目立つことから、「臆病、用心深い」性格の子が多いです。
黒色

黒やグレーの肉球はメラニン色素が濃く、毛色が濃い猫ちゃんに多い色。黒猫やキジトラなど濃いめの毛色を持つ猫は、黒い肉球の確率が高いです。
- 黒猫
- キジトラ
- サバトラ
- アメリカンショートヘア
黒い毛は自然界で隠れやすく目立たないからか、「穏やか、フレンドリー」な性格の子が多いです。
あずき

あずき(茶色系)の肉球は、グレー系の毛色を持つ猫ちゃんに多い色。雑種で何色かの毛色が混ざっている猫ちゃんには、あずき色の子も多いようです。
- グレー系の猫
- 三毛猫
- キジトラ
性格は黒色と同じく、「穏やかで人懐っこい」性格の子が多いです。
ミックス

2色以上混ざったミックスの肉球は、混ざった毛色を持つ猫ちゃんに多い色。ピンク×黒、ピンク×茶など、模様はさまざまです。
- 三毛猫
- サビ猫
- 白黒(ハチワレ・ブチ)
性格はさまざまですが、「飽きっぽくマイペース」な自由猫が多いようです。
こんな肉球は注意
形質細胞性足底皮膚炎(腫れ・痛み)
形質細胞性足底皮膚炎とは、肉球が軟化・膨張・出血・潰瘍化する病気。スポンジのように腫れ、痛みを伴うため、猫が歩きづらそうにしていたら病院を受診しましょう。
原因は不明ですが、免疫が下がっていると発症する可能性があると言われています。

放置すると歩行困難になるので早めの受診が大事にゃ
大動脈血栓塞栓症(青紫色)
大動脈血栓塞栓症は、血栓が動脈を塞いで詰まる病気。
血栓が詰まると突然激しい痛みに襲われ、叫んだり暴れたりします。血流が止まる為、肉球の色も紫色に変化していきます。
原因は主に心臓病で、肥大型心筋症の合併症としてみられることが多い病気です。死亡率も高いため、心臓病を患った猫は定期的な通院・薬剤投与をしましょう。
擦り傷など、外傷で赤い時
室内飼いの猫では少ないケースですが、肉球に深いけがや火傷を負ってしまった場合は動物病院を受診しましょう。軽めの擦り傷であれば、水洗いしたあとワセリンで保護するだけで大丈夫です。

怪我から感染症につながることもあるので、気を付けてにゃ
まとめ
猫の肉球は、猫が生きていく上で大事な役割を担っているんです。飼い主さんも肉球のかわいさを観察しつつ、異常がないかこまめにチェックしてあげてくださいね。

肉球ぷにぷには嫌がる子も多いからほどほどにしてにゃ
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