「猫が顔を洗うと雨が降る」ってホント?
これってホント?ウソ?
黒猫がよぎると不吉

「黒猫は魔女の使い魔である」というのは中世ヨーロッパの魔女狩りから始まった言い伝えで、外国では「黒猫」が不吉な存在であるという迷信が広まっていました。
そのため「黒猫がよぎると不吉」というのは外国から広まってきた迷信です。
対して日本では、黒猫は「福猫」として縁起物の象徴になっています。
どれも根拠はありませんが、国によって真逆な言い伝えになるのは面白いですね!

日本では「黒猫を飼うと結核が治る」と言われていたほど。
招き猫をはじめ、猫はずっと日本で愛されているんだにゃ
猫が顔を洗うと雨が降る

「猫が顔を洗うと雨が降る」というのは、よく耳にしたことがありませんか?
その理由は猫のひげにあります。猫のひげは知覚神経が集合している大事な感覚器官。湿度が高くなると、猫のひげも普段より湿気を帯びるので、猫はとても不快に感じて顔を毛づくろいします。
また、雨が降るような湿度の高い日はノミ・ダニが活発になるため、野良猫は「かゆみ」を感じて顔を毛づくろいすることがあります。これが「顔が洗うと雨が降る」の根拠になるともいわれています。
とはいえ、暑い日でも猫は毛づくろいするもの。猫が顔が洗ったからといって、「絶対に雨が降る」というわけではありません。

ジメジメな日は顔がかゆいんだにゃ~
猫は「魚」が好き

「猫は魚が好き」、というイメージを持つ人が多い日本。
外国ではあまりそのイメージはなく、どちらかといえば実際の猫は「鳥」や「ネズミ」を狩ってきて食べることの方が断然多いんです。
肉食動物なので、「魚も食べる」ことに間違いはありません。
昔の日本人は魚をよく食べており、さらに島国で海がある地域も多かったので、漁をして猫にあげる機会が多かったのかもしれませんね。
実際は骨の危険性が高く、青魚、マグロに含まれる脂肪酸などは色々な病気を引き起こすので、猫の健康的には「肉」を与える方が良いようです。

「♪おさかなくわえたどら猫~」のイメージよにゃ~
猫がイカを食べると腰を抜かす

猫はタコ・イカなどを食べると、ビタミンB1を分解する「チアミナーゼ」という酵素が働き、ビタミンB1欠乏症となってしまい体の麻痺やけいれん、てんかんなどを起こすことがあります。
イカを食べた猫がビタミン欠乏症でふらふらと歩いている様子を見て、「腰を抜かす」という表現をした人がいるのでしょう。
このようなことがあるので、猫にはタコ・イカは絶対食べさせないように注意してください。

特に生のイカは、寄生虫の危険性も高いにゃ!
似たような言い伝えで「猫があわびを食べると耳が落ちる」というものもあるにゃ。気になる人はこちらもチェック!
おまけ:「ペットボトルは猫除けになる」?

たまに「猫除け対策」として、庭先にズラッとペットボトルを並べているお宅がありませんか?
猫は警戒心が強いので、初めて会う人や見たことのないものには距離をとり時間をかけて様子を見ます。そのため、野良猫対策に「ペットボトルが猫除けになる」と広まったのでしょう。
しかし実際は猫も「慣れてしまう生き物」なので、見慣れたら効果はありません。

「畑にあるかかし」と効果は同じで、ずっとあったら慣れちゃうにゃ♪
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