猫が「かゆそう」にしていない?
猫がかかりやすい「皮膚病」とは

猫が体をよく掻いていたり、発疹やかさぶたは見られませんか?
中にはアレルギーや寄生虫など、色々な原因があります。動物は一度かゆがると、掻いて悪化してしまうので早めに病院を受診するのが重要です。

たとえば皮膚トラブルでよくあるのは「首輪アレルギー」や「あごニキビ」。
猫も皮膚が弱い子がいて、ニキビができるんだにゃ~
アレルギー性皮膚炎
猫のアレルギー性皮膚炎の原因は、主に「食べ物」「ノミ」「環境」が原因です。
食べ物アレルギー

食べ物アレルギーは、「食べることでアレルギーを発症」し皮膚にかゆみ・蕁麻疹が出ます。
- 牛肉
- 乳製品
- 卵
- 魚
- トウモロコシなど
これらの食べ物はドライフードの成分としてよく使われていることが多く、フードを食べた後にかゆみを発症するようであれば、アレルギーの疑いがあります。2歳未満で症状が出ることが多いようです。

人間と同様に、アレルギーを持つ子もいるにゃ
ノミアレルギー
猫にノミが付き、吸血したノミの唾液が原因で皮膚にかゆみや炎症を引き起こすアレルギーです。
ノミが原因の場合は猫の皮膚に、ノミや、ノミの糞(黒い小さな点)がみられることがあります。ノミは暖かい季節に繁殖し、冬でも暖房の効いた室内で越冬できるので注意が必要です。

まずはノミがついてないか猫をチェック!
環境アレルギー

環境アレルギーとは、「ハウスダスト」「花粉」「カビ」など環境によって引き起こされるアレルギーです。
その時の環境が影響するので、例えば「花粉」が原因であれば春頃になると突然皮膚にかゆみが生じます。繰り返しの発症により皮膚バリアが低下するので、早めの受診が必要です。

花粉症の猫もいるとは驚きにゃ…
感染症

猫カビ(皮膚糸状菌症)
皮膚糸状菌症とは、糸状菌(真菌)という、カビの仲間が皮膚に感染して毛や皮膚に増殖する病気です。体のあちこちが円形に脱毛してしまうので、同居猫にも感染するので、注意が必要です。
寄生虫(ノミ・ダニ)による感染症
粟粒性皮膚炎や疥癬(かいせん)、耳ダニ、ニキビダニなど寄生虫が原因で発症する皮膚炎は非常に多いです。皮膚や耳に寄生し、猫に激しいかゆみをもたらします。

猫をお外に出すリスクが高いのは、寄生虫がいるからにゃ
予防や対策
お外に出すのは控えて

お外に出るタイプの猫ちゃんは、完全室内飼いの猫に比べて皮膚トラブル(寄生虫のリスク)のリスクが高くなります。寄生虫はもちろん、野良猫からうつる(感染)の可能性もあります。
感染した場合は、動物病院で薬を処方してもらいましょう。
こまめな掃除と換気

環境性の場合はハウスダストやカビなどが原因となるので、こまめな掃除や換気、空気清浄機も効果的です。エアコンのフィルターも忘れずに掃除しましょう。また、猫がよくいるベッドやソファーなどにもホコリや花粉、ノミがついていることもあるので掃除しましょう。

ノミやダニはあたたかくて暗~いところが大好きなんだにゃ
まとめ
人間と同様に、猫にも色々なアレルギーを持つ子がいます。猫は「激しいかゆみ」があると、猫は我慢できず掻いてしまうので悪化する前に病院を受診しましょう。

猫のあごニキビも、食器の不衛生さや素材によるものだったりするにゃ。皮膚トラブルがある猫は、一度環境を見直してみるといいにゃ!
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