工夫して猫ちゃんに水分補給を!
猫はあまり水を飲みない生き物
愛猫があまり水を飲んでくれない…大丈夫かな?
水を飲まないお家の猫ちゃんにお悩みではありませんか?
それもそのはず、猫の先祖は砂漠の乾燥地帯で暮らしていました。そのため脱水に強く、水をあまり飲まなくても生きていける体なのです。
とはいえ、水分は猫ちゃんの体の6割~8割を占める大事な要素です!
病気を予防するためにも、水分補給はしっかりさせてあげましょう。
あまり飲まないとどうなる?
尿路結石などの泌尿器系や、腎臓の病気にかかりやすくなります。
- 腎不全
- 猫のなりやすい病気。オシッコの量の増加が見られ、その後、体重の減少、嘔吐、毛づやがなくなるなどの色んな症状を引き起こします。
- 尿石症
- 水分摂取量が少なく尿が濃くなると、膀胱に尿石が発生します。
- 膀胱炎
- 頻尿や排尿痛、血尿などの症状を引き起こす病気。
水を飲みたくなる!5つの対策
①器を変える
猫の中には、容器(深さや種類)や場所にこだわる猫も多いです。
蛇口からや、お風呂場の水、飼い主のコップなどさまざま。水の飲み方を観察してください!
もしかすると、使っている器ではお水が飲みづらいのかもしれません。
高さのある飲みやすいボウルにすると、猫ちゃんの身体にも負担がかからずオススメです◎
②器をたくさん置く
水を飲む場所は食事をする場所だけでなくたくさん置きましょう。
通路やキャットタワーなど、猫がよく通る場所に複数用意すると飲んでくれますよ!
食事以外でも視界に入れることで「飲んでおこう」と思い出してくれるはずです。
遊び疲れちゃったにゃ…お!お水があるから飲むにゃ♪
③ドライからウェットフードへ
カリカリのドライフードではなく、ウェットフードで水分を摂取させるのもおすすめ。
市販のウェットフードは75〜80%が水分でできています!
ドライフード派の猫ちゃんは少しお湯でふやかしたりと工夫をするのも手です。
水分豊富でシニア猫にも◎ |
④水道水そのままは✕。自動給水機で新鮮な水を
水道水の「カルキ臭」を嫌がり、これが原因で飲まない猫ちゃんもいます。
一度沸騰させて飲ませたり、フィルターで軽減させるのも手ですがひと手間かかってしまいます…。
そこでおすすめなのは自動給水器。「動く水」に興味を示す猫も多いです。
ろ過フィルターと常に安心なお水で猫ちゃんも飼い主も安心!
手間もかからず、飼い主さんが留守中でも安心です◎
⑤食事の回数を増やす
一日2回という指導が多いですが、食事はできれば一日に3回以上に分けると良いです。
5~6回ほどに分けると、野生の時の猫の食生活に近くなります。その度に水分補給の機会も増えるので、猫ちゃんには健康的な食生活なんです。
嘔吐が多い猫は、食事をこまめに分けるだけで吐かなくなることも。(消化不良が原因)
犬とは違い、猫は小さめの胃でできているんだにゃ
まとめ
水分補給は、猫ちゃんを病気から守り健康を維持するうえで非常に大事な習慣です。
対策を紹介しましたが、改善しない場合は何らかの健康問題が潜んでいる可能性もあります!早めに動物病院に相談・アドバイスを受けることもおすすめです。
飼い主も猫もたくさんお水を飲んで健康を維持していこうにゃ♪
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